私が実際に読んだ小説家になろう作品の感想6【世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する】

WEB小説
2019/9/14 リライトしました。

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する

ジャンル:転生もの
特徴:暗躍系主人公、暗殺者、最強格、若干ハーレム

世界一の暗殺者が、暗殺貴族トウアハーデ家の長男に転生した。
前世の技術・経験・知識、暗殺貴族トウアハーデの秘術、魔法、そのすべてが相乗効果をうみ、彼は神すら殺す暗殺者へと成長していく。
優れた暗殺者は万に通じる。彼は普段は理想の領主として慕われ、裏では暗殺貴族として刃を振るうのだった。

世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
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主人公は世界一と言われる暗殺者でしたが、どうしようもない出来事で死んでしまいます。そしてファンタジー世界へ転生する。といったよくある転生ものです。知識と経験が引き継がれ、加えてスキルといった特典を貰えて転生します。これもよくある設定ですね。この作品の個性としては主人公が暗殺術に長けているということにあります。さらに暗殺のための人心掌握やその知識により、人を掌で転がしたり、大きな人脈を作ったり、転生後の世界で大商会を立ち上げたりなど、存分に知識と経験を駆使します。そして、勇者と魔族の戦いに巻き込まれていくといった物語です。
また、元々転生させてもらった理由なのが、勇者を暗殺するということ。現在は、魔王を勇者に倒してもらうのをサポートする段階ですが、この設定がどこでどう活きてくるのかが楽しみですね。
小説版やコミック版が出版されているようです。結構人気な作品のようなのでぜひ手に取ってみてください。

感想(2019年9月14日)

まず、主人公が歳をとってから転生したこともあり、言動が落ち着いている気がします。それが他の作品のハチャメチャな言動の主人公とくらべて印象が良かったです。百戦錬磨感がある。また、世界で最強は勇者で、それに力及ばず、知識と経験で補うという設定が良かったです。それでも俺つえーが過ぎる感じがありますが。

また、ヒロインたちを光源氏計画で育て上げている形になっています。突発的に出会って惚れる惚れたよりも、また良かったかと。しかもそれは善意で育てただけではなく、自分の駒、今後の暗殺業のためとして育てている面があります。そういう面はちゃんと暗殺者していると思ったのですが、現在ではただ設定と化している気が。。。もうちょっと攻めてほしかったところです。
個人的にはタルトが一番好きです。マーハも捨てがたいのですが、あの尽くしている感は男ならみんな好きになる、、、はず。マーハはできる女感が良くて、主人公を手伝うため、同じ土俵に立てるよう努力しているのが素晴らしいですね。リアルならマーハ一択

物語が進み、主人公が魔族やら勇者っぽいやつらと戦うようになります。個人的にはセタンタとの闘いが好きで、敵キャラも好きなのですが、主人公の戦い方が好みです。どうやって倒すのか、正面から戦っても勝てないだろ、と思っていたらまさかグングニルを仕込んでいるとは思いませんでした。計算している戦い方は好きです。また、セタンタの遺体やゲイボルグが見つからなかったので、今後も出てくるでしょう。期待です。

総評して、高レベルで纏まっています。凄い個性的だとか、何かに特化されているだとかは無く、全体的に普通だと思います。普通な分、万人が楽しめそうな作品です。転生物が好きだ、何か読みたいのでオススメを探している、という人にはお勧めです。

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