私が実際に読んだ小説家になろう作品の感想5【最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~】

WEB小説
2019/9/14 リライトしました。

中世ファンタジー物の王道、帝位争い。

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~

ジャンル:帝位争い系ファンタジー
特徴:暗躍系主人公、兄弟仲良い、強いヒロイン

フォーゲル大陸にあるアードラシア帝国。
強大な軍事力と広大な領土を保有するこの帝国では、帝位を巡って争いが起きていた。

皇太子が決まらず、皇帝の子供たちがあの手この手で勢力拡大を狙っている中にあって、絶対に皇帝にはならないだろうと評される皇子がいた。
第七皇子、アルノルト・レークス・アードラー。双子の弟にすべてを持っていかれた出涸らし皇子と揶揄される少年だ。

無能で無気力。毎日遊び惚ける放蕩皇子であるアルノルトだが、裏では大陸に五人しかいないSS級冒険者・シルバーという顔を持っていた。
そんなアルノルトだが、激しさを増す帝位争いを見てある決意をする。
「死ぬのは嫌だし、弟を皇帝にするかぁ……」と。

これは皇帝の地位なんてさらさら興味のない皇子のハチャメチャな暗躍話である。

最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い~帝位に興味ないですが、死ぬのは嫌なので弟を皇帝にしようと思います~
残酷な描写あり 暗躍 謀略 主人公最強 剣 魔法 冒険者 騎士 帝位争い 優秀な弟 不出来な兄 出涸らし皇子 美少女 ハーレム 勘違い 最強魔導師

帝位争いが行われている物語で、主人公は皇子の一人です。そして周囲には無能だ、遊んでばっかだと言われています。表向きは無能を演じて、裏で暗躍する最強格系主人公です。
主人公のアルノルトは自分が皇帝なる気がなく、弟を皇帝にしたいと思っています。兄弟仲は良く、弟は兄を尊敬しており、兄が皇帝に相応しいのではないかと思いつつも皇帝を目指しています。
また、兄弟の幼馴染のヒロインの一人が最強格で、アルノルトを必ず守ると誓っていて、忠誠心?まではいかずともアルノルト優先です。そんな3人の中に、メインヒロイン?的な人が加わって、帝位争いを行っていく物語です。

感想(2019年9月14日)

兄弟仲が円満なのが良いですね。弟が魅力的なキャラということもあり、主人公が弟を皇帝にしようとしていても、不快感はありませんでした。たぶん結局主人公が皇帝になるんじゃないかと思いますが、それは今後に期待です。

こういう暗躍系にありがちなのが、メイン級キャラにすぐに正体をバラしがちですが、初期あたりから知っているメンバー以外はバラしていません(執筆現在時点で)。
そこは評価できました。また、主人公もエルナにはバラしたい気持ちが出てきて、葛藤しているところが良かったですね。

ただ、戦闘描写は単調な気がします。戦闘が楽しいとかスゲーとか、感想を抱いた覚えがないです。そこがもう一歩欲しいところですね。
反対に日常シーンや各キャラの思い・考えの部分の描き方は良かったです。アルノルトのネルベ・リッターへの覚悟を示のシーンとかかなり好きです。ここは3回は読んだ。シンプルに好き。
物語全体的に、アルノルトの行動と、エルナの忠誠心が絶妙にマッチしていて、そこが好きでこの作品を見ていますね。
戦闘描写を期待している方にはうーんと思いますが、人と人との関係性の描画が好きな人にはお勧めできます。

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